一生懸命にワカメを描くお話
皆さんは、絵を描くことは好きですか?
もっというと、美術の時間は好きでしたか?
私は 絵を描くこと自体は嫌いじゃないのですが、
『好き=上手い』というわけでもなく
どちらかというと、私の画力は
『嫌いじゃない=いい具合に下手』という感じです。
小学生の時は、図工で『校内の好きな場所の絵を描く』というお題で、
外から見た小学校の壁をドアップで描き、
綺麗な青空とかその辺に生えてる緑の木も一緒に描けばいいものを、壁のみクローズアップしてしまった結果
紙いっぱいに真っ白い壁を描いてしまい、
先生から「何を描いたの?」と優しく問いただされた思い出があります。
茶色いシミとかも描いたんですけどネ。思いは届きませんでした。
中学の頃は、『スパッタリングで好きなものを表現する』という課題で
当時二週間ほど何故か「毘沙門天」が好きだった私は
精一杯、赤い絵の具のスパッタリングで毘沙門天の影絵を描きました。
んでもって、どの作品は文化祭で展示されたのですが、
母とその友人に「何を描いたの?」と小学生の頃と全く同じことを言われてしまいめちゃくちゃ落ち込んだ思い出もあります。
描きたいものがあっても、画力と表現力が追い付かないければただの疑問しか残らない。という事に気づいた中学二年の秋。
無難にりんごとか描いとけばよかったんでしょうか。
高校に至っては、ピーマンを模写したら焼き芋と間違えられました。
もうやめてくれ。
そんな思い出しかない私ですが、
ちょっとでも画力を上げたい私は、『画力向上委員会~ワカメ編~』を開催することにしました。
今回はそんな向上心の塊です。えらい!
<下絵を用意する>
とりあえず、己の記憶を頼りにワカメを描きました。
資料を見ずに描いた時点でこの画力向上委員会は終わりです。
<下地を塗る>
噂によると、色を塗る際には「下地」という薄い色を塗るそうですね。
ワカメといえば緑!ですが、ひとまず薄いクリーム色を下地として塗りました。
<下地を残しつつ濃い色を塗る>
そのまんまです。
<もっと濃い色を真ん中に塗る>
キャベツの芯をイメージしました。
<もっともっと濃い以下略>
もういう事はありません。
<ここでようやく資料を見る>
え、
ちょっと
まってまってまって
全然違うじゃん!
違いすぎ。
そもそも資料見るのが遅すぎるのが悪いんですけど
画像検索したとき出てきた画像のワカメのどれにも私の絵が似てなくてビビった。
それでも、ここからなんとか挽回したい私は、二分間ほどこの資料を凝視。
うーーーーーーーん
うーーーーーーーーーーーーーーーん
うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん
うん。
ん・・・?
あっ
なんかウヨウヨした線がある!
気付きました。起死回生のドローポイント。
早速、濃い緑を使ってウヨウヨした線(おそらく葉脈)
を描きましょう!
カキカキカキ・・・
完成!
アロエ。